- 2010年2月17日 00:54
- chocolum
先週の木曜日のこと。
長男が学校に忘れ物をしたというので、二男も連れて一緒に学校へ行きました。
夕方で子供たちもほとんど残っていない放課後の校舎。
私は二男と一緒に長男の帰りを待っていました。
用事を済ませた長男は、無邪気に笑っている二男の手をとりました。
「いーくん、ここが僕たちの下駄箱だよ。」
そういいながら、教室を案内し始めました。
「ここがね、保健室でね・・・」
長男が保健室の前に急に立ち止まり、じーっと動かなくなりました。
よく見ると、肩が震えていました。
「どうしたの?あーくん。」
長男の顔を見ると、大粒の涙がこぼれていました。
「いーくんと一緒の学校に行きたかった。いーくんのことできっと馬鹿にされることも
あるだろうけど、僕はいーくんを守ろうと思ってたんだ。いーくんと一緒の学校に
行きたかった・・。」
その後は言葉になりませんでした。
それを見たらたまらなくなって、私も一緒に泣きました。
「ごめんね、こんなはずじゃなかったんだ・・。本当にごめんね。だけどね、いーくんが大きくなって大人になって、自分で生きていけなければ一番かわいそうなのはいーくんなんだよ。
ママもパパも一生懸命考えて、養護学校に行くことに決めたの。それはわかってね。」
「わかってるよ。わかってるけどさあ・・。」
長男がいろんな気持ちを押し殺しながら静かに泣いてるのをみて、本当に切なかった。
だけど、二男が長男のほっぺにそっと手を置いた瞬間、長男はすっと立ち上がって
二男の手を引いて歩き出しました。
その姿は「お兄ちゃん」でした。
長男は普段二男のことについて何も言わないけど、実は彼の中ではいろんな葛藤があって
でも私たちにはそういうところを絶対に見せずにいたんだなと、気づきました。
彼は、甘えん坊だけれど、実は私よりもずーっと芯の強い人間だったんだと思いました。
そして、弟はかわいいけれど、からかわれるだろうという気持ちを持ちながら
それでも弟と一緒に学校へ行く日を楽しみにしていたんだなと思ったら、とても
切なかったです。
深夜に帰宅した夫にその話をしたら
「俺、その場にいなくてよかった。」ってぽつりとつぶやきました。
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