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退院後の車の中で

退院の日、夫の両親がお昼過ぎに迎えに来てくれました。
夫は仕事だったので無理だったし、私の両親は・・いーくんのこともあり、うまくいっておりませんでした。
そのことを義母は知っていたのでしょうか、入院中はほぼ毎日お弁当を届けてくれました。
このお弁当がどんなにありがたかったことか!
入院で疲れてくたくたです。
本来ならお弁当を買って食べます。
栄養が偏ります。毎日おんなじようなご飯で食べる
楽しみがない・・。そうなりがちなのに。
私のことを気遣ってお弁当を届けてくれる義母と義父。
本当に今でも感謝しています。


退院手続きは実はぱぱっとすむものではありません。
大学病院ということもあり,教授回診をうけなければなりません。
ここで「もう少し」といわれると退院できませんのでどきどきしてました。
ここでOKが出ると,退院後の食生活や注意点の説明があります。
結局午前中はずっと手続きに追われていたので,午前中から誰かに来てもらえばよかったなと
後々思いました。なので退院当日は出来れば午前中から助っ人に来てもらったほうがいいですよ!!

退院後の車中では、入院中のことやいーくんの様子で話が盛り上がっていました。
ふっと話が途切れ、しばし静かになりました。

その時お義母さんが
「かなちゃん、よう頑張ったね。」といいました。
「え?」
「かなちゃん,大変だったね。よくここまで頑張ったね。かあちゃんたちは何もできなくてごめんね。」

「そんなことないです!お弁当も作っていただいてこうやって迎えにも来ていただいて」

「いやあ,たいしたことないよ。ここまで本当に頑張ったね。」

いーくんが生まれてから無我夢中で、周囲を見る暇さえ私にはなかったような気がします。
でも、この言葉を聞いた時、お義母さんたちはずっと見守っててくれたんだなあと思いました。

私は実の母親にはこの時点でいーくんのことを受け入れてはもらえていませんでした。
実際入院した時も1度は来てくれましたがそれ以後は連絡もありませんでした。
実はこの入院中に一度あーくんを見てもらったのですがそのことでうちの夫と行き違いがあり、
それ以来今も二人の仲はあまり良くありません。
この入院中も実はかなりもめてしまったこともあり,両親とは疎遠になっていました。
義母もそれを実は感づいていたようで、だからなおさら心配していたと後になって聞きました。

もし、いーくんが家に生まれてくれなかったらお義母さんとこんなに心を通わせることはできたのかなと今は思います。
いーくんはきっと家族を一致団結させるために仲良くさせるために生まれてきてくれたのかなと思いました。


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